京都・一乗寺、白川通沿い樋ノ口町の
ギャラリー&カフェ,アート・ショップ
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ブログ引越しました
 

ブログ新しくこちらに引越しました。

「収集」はじめました。


あんまり収集癖はない方です。

ものも少ない方が好きだし、必要のないものをもらうのは困ってしまう。
おまけとか粗品とか、好きじゃないのです。

だからコンビニやドラッグストアでお茶や洗剤なんかを買うとき、
キーホルダーや何かのおまけの品とかがついてるのを避けたりします。
新聞代払ったらもらえるものは、ゴミ袋とか洗剤にしてほしいです。
使ったらなくなるものがいい。

いらないものが溜まっていくのは嫌いです。

でもお店をはじめてから、
お店の名前「Black bird White bird」にちなんで、
黒い鳥と白い鳥を模したものを集めてみようと思いました。

きっかけは大学の同級生のみっちゃんが開店のお祝にくれた
白い鳥のペーパーナイフ。
セラミックのすべすべした触感が気持ちいい。



つぎにこの辺りでは�顔�の「モアレ」さんで見つけた豆皿。
黒と白がペアであって、飛びついちゃいました。

それで心がきまりました。
これからは黒い鳥と白い鳥のモノ、コレクションしてみるのもいいかもって。




初めてのお休み。


今日はお店がはじまって、初めての定休日です。

昨日からそわそわ。

工事の遅れもあり9月に入ってからは、
お店の準備でずっとなにかしらやってたました。
真夜中まで準備する毎日でした。
そしてそのままオープニングに、そしてパーティに突入。
それから日々の営業。

ああ!今日はお休み♡

こうやっててお休みをもらって、
思えばずっと走り続けて来たような気がします。

9月に入ってから、ううん、引っ越して来た4月、
いや会社を辞めた去年の夏?

大学を卒業して出版社に入り、
希望通り編集部に配属され、いきなり徹夜の毎日、
それから会社が変わっても、ずっと同じような日々が続きました。

楽しかったし、色んな人と出会え、
仕事の面でも行儀や人間的な面でも勉強になったし、
今の自分の基礎を作ってくれたと思っています。

でも、心身ともに限界がきてしまいました。

自分で自分がコントロール出来なくなりました。

立ち止まらざるをえなくなりました。

たくさんの人の力を借りたし迷惑もかけました。

自分たちのお店を持って、
そのお店に立って、来てくださる人たちと言葉を交わし、
3度の食事と昼働いて夜寝て、週に一度はお休みを頂く。

そんな生活スタイルが今の自分には合っているような気がしています。




出張展示しまーーす♪
ご近所の素敵な複合施設「printz」さんに、
「Black bird White bird」が出張展示いたしまーーす。

「printz」は、カフェ・ギャラリー・レストラン・ホテル・BOOKSHOPなどが
ひとつになったとーーーってもセンスあふれる施設です。

現在開催中の、kanae entani巡回展「SWEET HORROR」の
最終日9月23日(日)に、クロージングイベントとして開催される
「SWEET HORROR」night market!!に、ご参加することになりました。



「Black bird White bird」ギャラリーで開催中のまつおかさんの作品はもちろん、
次回開催予定のshapreさんのプロダクツも販売予定です!

イベントはほかにも盛りだくさん。

東京からentani kanaeさんの友人でもある
「Day and Buffalo」さんが参加、ライブを開催。

さらに、悶亭乳尊さんによるちょっとホラーな落語!
entani kanaeさんによるその場で刺繍をしてもらえる「刺繍屋さん」
イラストレーター多田玲子&murgraphのお絵描きユニット
Quzmoによる、似顔絵屋さんやなども登場します。

ごはんに、おやつに、お酒ももちろんご用意。
皆様も、出店しながら一緒に楽しんで頂けるようなイベントにしようと思っています。

イベントのブログのリンクはこちら 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「SWEET HORROR」night market!!
9月23日(日)19:00〜22:00

===チャージフリー====


◯◯◯

スイートホラーな落語:悶亭乳尊 20:00〜※投げ銭制
スイートホラーなライブ:Day and Buffalo(from 東京)21:00〜※投げ銭制


◯◯◯

『刺繍屋さん』

kanae entaniによる刺繍屋さん
1回30分/¥2,000
※家にある、よみがえらせたいお洋服やハンカチなどなど、
その他好きなものになんでも刺繍します。おうちに眠っているお好きなものをお持ち下さい。(バック、シャツ、帽子、ハンカチetc・・・)

◯◯◯

『似顔絵屋さん』
イラストレーター多田玲子&murgraphによる即席似顔絵屋さん
1回3分程度/¥500

◯◯◯

出店:
・entani kanae(アクセサリー/ZINE)
・多田玲子&murgraph(漫画/雑貨)
・アドココ(おやつ)
・fucafuca factory(おやつ)
・カジヤ(CD/古本)
・古書コショコショ(古本)
・ちのり文庫(怖い本)
・nuri candle(キャンドル)
・Rocca.hako(紙もの雑貨)
・Willow(ハンドマッサージ)
・Black bird White bird×まつおかたかこ(雑貨)
・Re:Planter(植物)
・opantoc(アクセサリー)
・prinz(ごはん/お酒/おやつ)


^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
Day and Buffalo

2009年ロンドンを拠点に約10年の活動期間を経て、東京に拠点を移し帰国直後から様々なイベントに招かれ活動を開始。
2010年1st EPをiTunesで発売。収録曲"Waiting for the sun"をもとにミュージックビデオを制作。
同作品はSpace Shower TV、MTVで放映され、現在はyoutube上に公開。10000viewを越える人気を得ている。
2011年には2枚のシングルを発表し、限定生産で完売。長野で行われた音楽フェスティバル「りんご音楽祭」にも出演を果たす。
この年に、ミュージックビデオ"Bye Bye Daddy"、"kiss my DEVIL"、"サイケな少年は、痛みの中"を制作し、
MTVでオンエア、スペースシャワーTV DAXにてアーカイブされている。
近年の活動は多岐に渡り、TOKYO-MX「バナナ炎」、英国バイクメーカーTriumphなどへの楽曲提供をはじめ、Inter FM「桑原茂一のpirate radio」での選曲なども行う。




カラフルでtenderな、まつおかワールドに包まれて。


現在開催中のまつおかたかこさんの個展「wonderful world」。

「Black bird White bird』ギャラリーのこけら落としの展示となる今回の個展は、
ギャラリーの開廊のとカフェの開店を‘お祝い’する気持ちを込めて、描き上げてくれました。

そんな優しい気持ちがあふれるようなカラフルな作品は
気持ちまで穏やかにしてくれます。

関西の出版、広告業界などでも精力的に仕事を展開するまつおかさんの、
おシゴトとはまたひと味違った個展作品をぜひ、ご覧ください。

9月30日(日)まで。




新しい習慣


私の出勤時間です。

今日から、新しい生活がはじまります。

まだまだはじまったばかりでリズム、とまではいってませんが。

ダンナさんはカフェの仕込みがあるので、
も少し早めに先に出てます。

朝ご飯の洗いものや洗濯や済ませ、
お昼ご飯のおにぎりを作って、さ、出かけるぞ、と。

家からチャリで5分。

氏神さまのひいらぎさん前を通り、
「行ってきます!」と声をかけて自転車をこぐ。
畑や田んぼ、疎水のそばを通り抜け、ああ、今日もお山がきれいだなあと思うのです。

新しい生活のリズムが刻まれはじめました。
 
祝!開店。


いよいよこの日を迎えることができました。

オープニングパーティの様子です。

本当にみなさんありがとうございました。

「Black bird White bird」は、
展示をする作家さん、その作品を見に来てくれる買ってくださる方、
コーヒーを飲んでくださるお客さん、みなさんが
何かしら新しい発見や繋がりを持って帰れるお店になりたいと思っています。


これからも末永くよろしくお願いいたします。





しるし


看板が入りました。

嬉しいながらも、身の引き締まる思いです。

泣いても笑ってもあと3日。
この日のためにたくさんの人たちの力を借りました。

「Black bird White bird」はダンナさんと私の人生の集大成。
その思いがこの看板には込められているのです。

新しい出会いもありました。

この物件を紹介してくれた不動産屋さん。

普段の超多忙なお仕事の、さらに合間を縫って土日もいとわず、
動いてくれた設計士さん。

お店づくりを通して尊敬すべき仕事ぶりを見せてもらいました。
たくさん。たくさん。

私たちのお店で出すコーヒーもそのひとつです。

コーヒー豆は自家焙煎店「内山下珈琲焙煎所カエル 」さんのものです。

店主の猿川さんは岡山で‘少し頑固においしいコーヒー豆を自家焙煎’ 販売しています。











その猿川さんからの提案が、お店の名にちなんで、さっぱりした「シロノブレンド」と、深みのある「クロノブレンド」と名付けられたオリジナルブレンドでした。


そのコーヒーを入れる器は前にも書いた、益子の作家さん、渡辺キエさん。


カフェの家具制作は頼まれたシゴトは‘いい加減’でやることをモットーにする木印さん。


私の憧れだった、活版印刷で名刺やショップカードを刷ってくれたのは、
偶然、近所に事務所を構えたばかりのりてん堂さん。


そして、そして、妥協ない設計士さんと素人の私たちの要望を
昼夜問わず、形にしてくれた大工さんたち。

その姿は一歩ずつ、一歩ずつ、
諦めず、くさらず、確実に歩いていくように見えました。



そしてみんな、それぞれのシゴトの証としての「しるし」が、
どこかに刻まれているのだなあと思った次第です。





ご近所さん。


今日はのご近所さんのお話を。

「Black bird White bird」は左京区一乗寺樋ノ口町にあります。
白川通という大きな通りに面しています。イチョウとケヤキの街路樹が続く素敵な通りです。

お店から白川通沿いに南に歩いて2分ほどのところに、
京都造形芸術大学があります。

東山三十六峰のひとつ、瓜生山の斜面に沿って建てられた校舎は、
正面玄関の大階段、大小さまざまな建物があります。

カフェやギャラリーなど自由に誰でも入れるスペースもあり、
キャンパス内はいつもクリエイティブな活気にあふれています。

美術系大学にある基本的な学部や学科に加えて、
「芸術表現・アートプロデュース学科」「こども芸術学科」「マンガ学科」など
実験的な学科もあり、講師陣が多彩という話をよく聞きます。

造形大卒のアーティストと言えば、現代美術アーティストの束芋さん。
日本社会の抱える問題をテーマに、ユーモラスな映像や
立体と組み合わせたインスタレーション、肉筆ドローイングなどの作品で有名です。

また、その昔、私が編集プロダクションの編集者時代の頃、
きんとうん出版という自社社レーベルで本を数冊出したことがあります。
そのとき『MILK CAP~牛乳ビンのふたの本』で、
光栄にもご一緒したランゲージ・アーティストのイチハラヒロコさんもこの学校のご出身です。

そんな造形大生の御用達でもあると思われる画材屋さん「バックス画材」がうちのお店の3軒隣にあります。
また右隣は、うちの白い外観と対照的に、真っ黒の外観の(偶然にも!)、
興味をそそられるコト間違いなしの古道具屋さんがあります。
注意点は営業時間が、とても自由なこと(苦笑)。

芸大と画材屋さんの間、おかげさまでそんな好立地なところに
「Black bird White bird」はできました。

もしおっ!っと思うものがあったら、隣の古道具屋さんにもぜひ。
開いてたら、ラッキーですよ。

あこがれの活版印刷
 

ああ♡

ショップカードが刷り上がってきました。

「Black bird White bird」の名前にちなんで、
黒い紙に白のインク、白の紙に黒のインクの2パターンを作りました。

しかも、かねてからの私の憧れの活版印刷で!

活版印刷とは金属でできた「活字」を並べて組んで印刷する方法です。

とても古い印刷方法で、印刷機の発祥といわれています。
素材こそ違えゴム印みたいな原理です。
みなさんも、なんとなくはイメージできますよね。

技術革新が進み、一時、活版印刷は過去のものになりました。
大量に、早く、しかも安いコストが求められる時代になり、
今は「オフセット印刷」が主流となっています。
もちろんこれはこれで利点や魅力はあるのですが。
(オフセットの説明は長くなる&上手に説明できそうにないので省きます、あしからず)

でも、つるんとした印刷とは違う、
活版印刷の「圧」のかかった少し押されたような「活字」には存在感があります。

デザインによって柔らかさもシャープも感じさせてくれますし、
なにより、何とも言えない上品さに惹かれます。

アナログ感があって、温かみもある、
そんな魅力は細々とではありましたが変わることなく支持され続けていました。
そしてまた注目を集めています。

今回、ショップカード、そして名刺は活版印刷で刷りました。
やっていただいたのは、「りてん堂」さん。

若いデザイナーの村田さんが活字に魅せられ、始めて間もない印刷屋さんです。

偶然のご近所さん。

ガラス張りの事務所は外から印刷機や活字の並ぶハコがよく見え興味津々でした。
(実は私たちが物件探しをしていたときに、候補のひとつでもあった場所でもあって、
引越し作業をされているのを見かけて以来、ずっと気になってチェックしてたんです)

憧れの活版印刷の名刺が持てて、これぞまさしく至福の幸せです。